お日さまきらきらの、夏らしい日が続きます。
とはいえ早いもので、こよみの上では立秋を過ぎ。
気づけばこちらのブログも、久しぶりの更新となってしまいました。
7月のはじめ、98歳だった祖母の、旅立ちがあり。
梅雨があけてからの記録的な暑さにおろおろとしながらも、よりていねいに日々をおくれるように、との思いもあり。しずかに穏やかに、風のように時が過ぎていくような、この夏です。
生前であれば今日19日は、祖母の99歳の誕生日でもあり。
彼女の好きだった果物で作ったお菓子を手みやげに、先日母とふたり、伯母の暮らす家を訪ねました。
旬のすいかの寒天ゼリーに、祖母の漬けたほぼ20年もの(?)の梅酒に浸した、やわらかいプルーンをうかべて。
梅酒とレモンの酸味が良いアクセントとなり、色味もあざやか、ジューシーなゼリーに仕上がりました。
美味しいものがお好みだった祖母。ゆかりの食べものを囲んで、皆笑顔でなつかしみながら過ごす和やかなひとときを、祖母も一緒に楽しんでいてくれたような。やすらかな気持ちになれた、一日でした。
伯母の育てているバラが、照りつける日差しをうけて一輪だけすっくと咲いており。
たくましく凛とした姿に、夏生まれの祖母をかさねた一枚です。
この夏のあいだ、windeeの制作はお休みとなっていましたが、針しごとはぽつぽつと。
サイザルのかごバッグを、マルシェBAG風にアレンジしてみたり。
姉もわたしも肌が弱いので、サイザルのちくちく感をやわらげられたら、とゆうことで。
ハンドルにはやわらかなジャージー素材を、厚手の芯もはさんでふんわりと。
内ポケットもつけて使いやすく、更紗で口を結べば、目かくしにも。
祖母のクローゼットからやってきたブラウスも、貝ボタンにつけ替えて、すこしおめかし。
やわらかな肌触りのインド綿はわたしも大好きで、これまでも色々と着てきました。祖母も若いころから風通しの良いこの素材を好み、生前に譲ってくれたものも、今でもお気に入りで良く袖をとおします。
今回仲間入りしたこちらも、大切に、ながく着ていけたらな、と思います。
そして昨日は、すいかゼリーの寒天粉のあまりがあったので、グレープフルーツのアイスキューブに。
こちらにも、祖母の梅酒をかくし味に…
寒天で固めてあるので、常温にだしておいても溶けることなく。ぽいっと一口、ひんやりと楽しめます。
先月で、始めてから一年をむかえたpinterest。こつこつと続けています。
(
pinterestより、涼しげなお気に入りの一枚。)
フォローしてくださる方もふえてきて、うつくしいphotoたちに出会えるよろこびもさることながら。続けていくうちに、好みが研ぎ澄まされていくような感もあり。日々、実りある時間となっています。
そよぐ風にはすこし秋の気配が感じられ、お日さまの輝く夏が名残りおしく、いとおしく。
日々のうつろいをしずかに感じられることに、感謝です。
…と、この夏の、あれこれでした。
暑さのなごりもあと少しでしょうか、みなさまどうぞ、お身体ご自愛くださいね。